自転車で地域振興を目指す動きが活発になっています。
長野県諏訪地域でユニークな取り組みが行われており、特集されていました。
諏訪地域で活動するスワサイクルプロジェクト、略してスワクルは自転車で地域活性化を目指しています。
まず観光です。
観光ツアーの誘致のために、全国の旅行会社の担当者を自転車で案内しています。
諏訪湖は1週16kmで高低差もなくサイクリングには適しています。
スワクルの活動は観光客を増やすだけではありません。
スワクルのメンバーの安田さんは自転車工房を持っています。
長野県産のカラマツを使った自転車を製作しています。
カラマツは加工が難しいらしく、高い技術がある諏訪を自転車の一大産地にするのが狙いです。
自転車関連の産業の一部が諏訪地域に根付き始めています。
ワタナベ塗装ではカメラなどの精密部品の塗装を行っています。
最近では外国との価格競争で劣勢になり、最近では自転車のフレームの塗装にも着手しています。
フレームは入り組んだ構造で単純な形の物より塗装が難しく、技術を買われイタリアのメーカーからの注文が増えているそうです。
ワタナベ塗装の一室である製品の開発が行われていました。
段ボールでできたペダルの無い自転車型の乗り物です。
設計はスワクルのメンバーが行い、製作は地元の段ボールケース製造会社に依頼。
普段やらない変わったことにチャレンジする機会を得られ、新たなビジネスチャンスにもなるという。
自転車による街づくりには車中心の生活をする地域住民に自転車を浸透させる必要があります。
使われなくなった旅館をゲストハウスやカフェに改修、地域住民や高齢者が集うことができる開かれたコミュニティスペースにする考えです。
旅づくり、モノづくり、まちづくりが連動すれば1000億円もの効果があると予想されています。
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