2014/03/04のNHK「ニュースウォッチ9」で自転車ネタがあったので紹介します。
自転車や歩行者が誤って高速道路に進入することが増えているというニュースです。
自転車や歩行者が高速道路に迷い込むケースが平成24年度に4400件以上あり、年々増加傾向にあります。最近でも高速道路に迷い込みトラックにはねられ、自転車の運転者が死亡する事故が起きています。
高速道路会社もこれを問題視しています。
サイクリング中に高速道路に迷い込んだことがあるという男性は
知らないうちに道を間違えて高速道路に迷い込むケースが多いようです。
東日本高速道路が京葉道路で迷い込みの原因を調査した結果、「認知症など」が10%、「酒酔い」が5%です。もっとも多かったのは「道を間違えた」でした。
年齢別に見ても若い人も少なくありません。
なぜ高速道路に気が付かないのか。
どこからが高速道路かが分からず進入してしまうことが多いようです。その原因として、都市部の料金所の構造が影響しています。
例えば、玉川インターチェンジの入口には自転車や歩行者は進入禁止であることが表示してあります。
しかし、そこには料金所はありません。
都市部では敷地に余裕がなく、本線に入ってから料金所が設けられていることが多くなっています。
スマートフォンの誤使用も迷い込みの原因になっています。
ナビ機能を使って最短経路を検索すると高速道路が選択されます。
経路を検索するときに手段を「歩行者」ではなく「自動車」にすると高速道路に誘導されてしまいます。
増え続ける高速道路への進入に道路各社は対策を進めています。
東日本高速道路は赤外線で自転車を識別し警告するシステムを試験導入しました。
進入してきた自転車に対してサイレンを鳴らして警告します。
高速道路に限らず日本の道路は自動車が通行しやすい設計になっています。
法律上、自転車は車道の左端を走行しないといけないのですが、左端を走っていくと高速道路に迷い込むという罠。
なんとかならないでしょうか。
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