ブレイスXLでのペダリング時に違和感が出始めたのでチェーン一式交換しました。こぎだし時や上り坂などの大きなトルクが掛かるときにガチガチ音がするようになりました。この手の異音はチェーンやスプロケの摩耗が原因のことが多く、自転車の場合はチェーンとスプロケ一式を交換するのが良いと聞きます。
車体からチェーンとスプロケを外して観察。
交換するのは、チェーン、チェーンリング、後輪のスプロケ、モーターギア、テンショナーの5点です。
外したチェーン
内側のプレートに汚れがこびりついています。
外したチェーンリング
谷になっているところの汚れがすごい。
外した後輪のスプロケの裏側
なぜか裏側の方が汚れがすごかった。
外したモーターギア
スプロケットのなかではもっとも汚れが少ない。
それぞれ清掃して新品と見比べてみます。
チェーン
上が外したチェーンで、下が新品のチェーン
外したチェーンは1リンク以上伸びていました。
チェーンリング
左が外したチェーンリングで、右が新品。
新品の上に外したのを重ねてみたけど、摩耗しているようには見えなかった。
後輪のスプロケ
左が新品で、右が外したスプロケ。
摩耗はほとんど見られない。
モーターギア
左が新品で、右が外したモーターギア。
重ねてもほとんど摩耗具合はわからない。
新品との形状の比較の結果、高負荷時の異音・違和感はチェーンの伸びが原因の可能性が高いことがわかりました。逆に8700kmも走って且つ注油のみで洗浄してこなかったのにスプロケの摩耗がほとんどなかったことに驚きました。
チェーンはスプレーの注油だけでなく、注油前に洗浄することで摩耗の進み具合を遅らせられると思います。今まではスプレーの注油だけだったので、ローラー内の汚れに阻まれて油が内部まで行き渡らなかったのだと思います。とはいえ洗浄する手間を考えると、注油のみでいいのかもしれません。